未来プロジェクト

21世紀型介護システムの創造に向けて

21世紀型介護システムの創造に向けて

2025年問題。団塊の世代が後期高齢者となり、介護職は30万人不足すると言われています。人材不足はすでに深刻で、福祉・介護のシステムを根底から変える必要があります。

その状況に備えるべく、私たちはICT・IoT・ロボットに注目し、サービスの質を保持するための取り組みをはじめています。例えば、現場へのipad・ipodの導入によって利用者を見守りながらリアルタイムで情報入力ができるようになり、天井走行リフト導入では、利用者の移乗事故リスクの軽減や介護職員の腰痛予防につながっています。

ロボットの活用では予測型見守りシステムのモデル事業となり、厚生労働省や全国老人福祉施設協議会が事業を推し進めるための検証施設になっています。

私たちは、ICT・IoT・ロボット導入に積極的に取り組むことによって、新しい21世紀型介護のシステムが創られると考えています。

導入・検済みシステムの紹介

ipad、ipodtouchでケア記録を入力

ipad、ipodtouchでケア記録を入力

タブレットと記録システムを連携させたことで、いつでもどこでも入力可能になりました。

「一人一人のケアの都度、パソコンの所へ戻って記録を入力する」ということが無くなったため、常に利用者を見守り、そばに寄り添うことができています。

事故対策・研修用カメラ(ホールや通路などの共用スペースのみ)

事故対策・研修用カメラ
(ホールや通路などの共用スペースのみ)

これまでは転倒事故などが起きても推測でしか対応策を練れませんでしたが、映像記録を撮ることで実際の転倒場面を確認することができ、具体的な対策を立てることができています。また、職員の研修の際にもリアルな事例として活用しています。

天井走行リフト

天井走行リフト

重量制限は200kg。天井走行リフトを使えば、介護職員は楽に移動介助することができ、介護による腰痛への大きな予防に。

また利用者にとっても天井走行リフトを使う方が身体への負担が少なく、車椅子やベッドに衝突してできる内出血などのリスクが軽減されます。

A.I.Viewlife/居室見守りシステム

A.I.Viewlife/居室見守りシステム

広角赤外線センサーで居室全体を見守ります。
従来の見守りシステムと同じように、ベッド上での起き上がりなどの他、居室内での転倒なども検知し、職員所持モバイルへ通知します。
就寝中の生体反応(呼吸等)も常時確認するセンサーも備えており、早急に状況把握ができます。
通知画像はプライバシーを配慮したシルエット画像です。
このセンサーにより、訪室業務の大幅な効率化につながっています。

ネットミル見守りサービス(モニター使用)

ネットミル見守りサービス(モニター使用)

一人暮らしの高齢者の自宅配電盤にセンサーを設置し、電気使用量が一定量超える事で生存を確認するシステムです。電気の使用量が少ない場合、緊急(倒れているかもしれない等)と判断し、システムからメールが送信され安否確認へと繋がります。

モニターからは、「設置しているだけで安心。自分に何かあった時に誰かに自動で連絡が行くのはいいですね」との回答いただいています。

新規導入プロジェクト(進捗状況)

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