2026年09月17日
介護を探しに行かない。暮らしを見に行こう。
シンチャオ
最近、私たちはこんなことを考えています。
介護を探しに行かない。
暮らしを見に行こう。
地域を知ろう。
そこに暮らしている人たちを知ろう。
地域の高齢者は、普段どんな生活をしているんだろう。
誰と暮らしているんだろう。
何を楽しみにしているんだろう。
困ったときは誰が助けているんだろう。
そして、どんな支えがあれば、今いる場所で暮らし続けられるんだろう。
そんなことを知るために、地域の高齢者のお宅を訪問してみよう!と計画しています。
さ!思ったら行動です(笑)
まずは、知り合いのお婆ちゃんのお宅へ。
92歳。
認知症があり、心臓病、高血圧もあります。
笑顔で迎えてくれました。
......かわいすぎる。
お肌もツヤツヤ。
白髪も私より少ない(笑)
私がメモを取ろうとしていると、
「どれ、名前を書けばいいの?書くよ」
そう言って、ゆ〜っくり、一文字一文字、自分の名前を書いてくれました。
「あなたは日本人だって?だったらベトナム語じゃなく日本語話してみてよ」(日本語で話してます)
「子どもは5人いるよ。名前は......」「待ってね・・・分かるから・・・ん〜」
ひ孫を見ると大喜び。
でも、「かわいいな〜 ん?誰の子どもか知らん」
孫を見ると、
「ん?妹だよ」
そして自信満々に、
「私は何でも一人でできるよ〜」
......やっぱり、かわいすぎる(笑)
以前、知らない人が家に来て、
「これ、持っていくよ」
と言われ、
「いいよ〜」
と答えてしまい、息子さんが大切に育てていた鳥を3羽盗まれてしまったこともあったそうです。
歩く力はしっかりしています。
午後になると「ご飯を作ろう」と思うのか、家から出て行こうとすることもあるそうです。
自分なりにちゃんと身支度。
お菓子の袋を頭にかぶり、布団を肩にかける。
どうやら雨をしのぐつもりらしい。
私たちから見ると「危ない」と思う行動もあります。
柵を越えようとして椅子を持ってきて、その上に登っていたこともあるそうです。
息子さんは隣に住んでいますが、ほとんど一緒の空間で過ごしているそうです。
食事を手伝ったり、シャワーを手伝ったり、夜は近くで寝たり。
孫の子守をしながら、ときどきお婆ちゃんとひ孫と3人で一緒にご飯を食べられる時間を待つ。
その光景を想像すると、なんだか微笑ましい。
私は息子さんの話を聞きながら、
「大変だろうな......」
と思いました。
でも、息子さんにとっては、それが特別な「介護」ではないようでした。
息子さんにとっては介護をしているというより、普通の暮らしの中で母親を支えている
あぶない、雨が強くても出て行く為、怒りたくなる時もあるそうです。
でも母親は怒れないよ・・・と
それが日々の暮らしの中に、ごく自然にある。
家族だけではありません。
近所の人たちも含めて、みんながお婆ちゃんを知っていて、みんなで支えているようです。
今回、お宅にお邪魔してみて思いました。
そこにいたのは、
92歳のお婆ちゃんであり、
5人の子どものお母さんであり、
孫のお婆ちゃんであり、
ひ孫を見て笑うひいお婆ちゃんでした。
認知症がある。
病気がある。
一人では危ないこともある。
それも確かに、その人の一部です。
孫やひ孫を見て笑っていること。
息子さんがそばにいること。
自分では「何でも一人でできる」と思っていること。
雨が降れば、自分なりに雨をしのぐ準備をすること。
家族や近所の人たちとの関係の中で暮らしていること。
なんだか羨ましくもありました。
最初から「何の介護サービスが必要ですか?」と探すのではなく、
まず、暮らしを見る。
人を見る。
家族を見る。
地域を見る。
きっとそこから、ベトナムで本当に必要な介護の形が見えてくる。
そんな気がしています。
これからもっと地域へ出てみようと思います。
息子さんからは、地域高齢者の良い情報も得ました!!!!
介護を探しに行かない。
暮らしを見に行こう。
私たちの地域を知る旅です。ワクワク
まずは92歳のお婆ちゃんから、スタートです。
ちゃお
