2026年09月14日
「食べられる」だけじゃなく、「美味しく食べる」を考える
シンチャオ
現在フエには、益城理事が滞在しております。
病院スタッフから「ひっとみ〜!ひっとみ〜!」と歓迎されております。
介護現場も、様々ご提案をいただき多くの気づきを得ています。
良い現場つくりに活かしていきます。
そんな中
さ〜!
美味しく食べていただくには......どう工夫しようかな。を考えています
今までNhãさんの主食は、お粥でした。
飲み込みやすさを考えて、お粥。
でも......
実は本人は、あまりお粥が好きではないんです
ひき肉も、口から出してしまうことがあります。
一方で、フルーツなど好きなものは、しっかり咀嚼して食べています。
そんなNhãさんの姿を見ていた看護師が、突然、
「YOKO!おまえのご飯を少し食べさせてみてよ!」
......むむ?
あ、そうだ。
最近、何もチャレンジしてなかったな......。
よし!やってみよう!
少量のご飯をNhãさんへ。
すると......
Nhãさん、自分でご飯を食べ始めました!!!!!!!
「すごい!」
「良かった!」
周りから声が上がります。
すると看護師が、
「良かった!ありがとうYOKO!
私はNhãさんがご飯を食べている姿を見るのが好きなんだよ!」
......いやいや。
こちらこそ、ありがとう!
私はNhãさんの「まだできるかもしれない」という可能性を、見逃していました。
毎日見ているからこそ、
いつの間にか「この人はこう」と決めてしまっていたのかもしれません。
看護師の一言に、気づかされました。
次は「フォー」にチャレンジ!
ご飯は食べることができました。
でも、たくさん食べるのは難しい。
ベトナムのお米は少しかたく、Nhãさんには口の中でまとめにくいようです。
そこで、
「明日の朝、フォーを注文して!」
とお願いしました。
翌朝......
ペロリと全量摂取!!!
いつも出してしまうことがあるお肉も、出さずに全部食べました!
スープにはとろみ剤を使用し、飲み込みやすく調整。
何より、
美味しそうに食べてくれました!
これ、大事だな〜。
「栄養」と「美味しい」のひと騒動(笑)
そして今日の会議。看護師長から
「ご飯を食べられるんだったら、ご飯を食べさせて!」
「いや、まだご飯は飲み込みにくいです」
「じゃあ、ご飯を潰して食べさせたらいいでしょ!」
「いやいや、それ美味しくないですよ〜。Nhãさん、味覚はしっかりしています!」
「いいや!ご飯が栄養があるんだから、ご飯を食べさせて!わかった?」
「いいえ!美味しく食べてもらうことも大切ですよ!」
......と、ひと騒動(笑)
そんなやり取りをしながら、みんなで色々と考え、今後の方法を決めました。
食べることは「栄養」だけじゃない
もちろん、安全に飲み込めることは大切。
栄養を摂ることも大切。
でも、それだけではなく
「美味しい」と感じること。
食べたいと思うこと。
自分で口に運ぶこと。
これも、大切な「食べる」
だから、提供方法ももっと工夫してみよう。
目で見て、
匂いを感じて、
「食べたい」と思ってもらう。
お皿に乗せ替える
目の前で魚をほぐす・・・などなど
全部を介助するのではなく、
数口でも、自分で食べてもらう。
「何なら食べられる?」
だけではなく、
「どうしたら、この人が美味しく食べられる?」
Nhãさんを見ながら、また一つ考えることが増えました。
そして今回、
看護師の一言から始まった今回のチャレンジ。
「気づかせてくれて、ありがとう!」
こんなふうに、お互いに気づき合えるチームはイイですね。
ちゃお
