海外事業部 ベトナム/フエ事業所

2026年09月27日

もどかしい......今自分に何ができるか

ある夜勤の出来事です

先日、54歳の男性が入居されました。

事故による下半身麻痺。
9月19日に手術をしたばかりです。
25日に入居

入居時から股関節周辺のむくみが強く、触ると硬い。
足だけではなく、身体のあちこちにむくみがあります。

そして26日。

「お腹が痛い」

腹部の張りもあり、CT検査へ。(大きな異常はなし)

痛みは治まりません。

夜になって痛みはさらに強くなり、Dr指示で浣腸をしても痛みは変わらない。

夜中に再び超音波検査をしましたが、
「異常はない」とのこと。

でも、本人は痛いんです。

一晩中、痛みにもがいていました。

痛み止めも効かず、何度もナースコール。

私はお腹をさすったり、背中をさすったりすることしかできません。

「何か原因があるんだろうけど......何なの?見つけてほしい」

そんな気持ちでした。

朝方には本人から、「Drを呼んで!痛すぎる!」

看護師も痛み止めを飲ませながら、

「どこが痛い?」
「昨日、検査したけど......」

と確認します。

でも本人からしたら、

「痛いんだよ!」

翌朝。

一晩中眠れず、朝食も食べられません。

日曜日だったため、待機のDrが診察に来てくれました。

担当医ともグループZaloで相談していました。

「まず採血をして、その結果で再度検査をするか決めましょう」

「昨日CT検査をしていますよ」

そんなやり取りが続いていました。

ん〜私は、

「本人は一晩中、強い痛みで苦しみ、眠れていません」
「何が原因なのか見つけてほしいです」
「何かの結果を待って、それから再度検査では、本人は待てないと思います。今できることをしましょう」

と伝えました。

Drは良い気持ちはしなかったかもしれません。

でも介護職として、伝えたかった・・・

その後、超音波、レントゲン、採血などの検査を行いました。

大量のガスが溜まっていること。
胸水、腹水、肺にも影があること。

いくつかの所見はありましたが、大きな処置をすることなく戻ってきました。

午後には本人の痛みは少し治まったように見えます。

でも、不安は残っています。

家族の不安も大きくなります。

本人と家族から、

「精神科のDrを呼んで、眠れる薬を出してほしい」
「外に連れて行って」
「尿を捨てて欲しい」

と様々な訴えが何度もあったそうです。

夕方、痛み止めの点滴をして、少し落ち着いたのでしょうか。

19時頃からウトウト眠り始めました。

でも少し目を覚ました本人は、

「寝ていない。眠れない」

と言います。

不安なんでしょうね。

突然、自分の身体が思うように動かなくなった。

痛みの原因もはっきりしない。

この痛みはどうなるんだろう。
自分の身体はどうなっているんだろう。

きっと、たくさんの不安があるのでしょうね。

娘さんも不安だと思います。(まだ大学生です。)

本人にも、家族にも、いろいろな話をしたい。

「どうですか、何か食べれる物はありますか?」
「不安ですよね」
「今日、こういうことを調べています」

などなど、そんなことを伝えたい。

でも......ベトナム語が話せない。

こういう時、本当にもどかしい。
(いい加減、本気でベトナム語を勉強しなきゃな......と毎日思い今日になってますが)

何もできないなぁ。

背中をさすることしかできない。

本人の「痛い」を周りに伝え続け。

本人の苦しさを「検査では異常がない」で終わらせない。

そして今回、もう一つ感じたことがあります。

昨夜の夜勤看護師。

テキパキ動いて、私ともやり取りして

「おお!良い感じで連携できてるぞ〜!」

と、ちょっと嬉しくなりました。

今まで見たことのない一面でした。

翌朝の看護師も、

「よし!検査に行くよ!」と走る、走る。

こんなに走っている姿、初めて見たかも(笑)

やっぱり看護師だな〜。
いざという時、カッコいいじゃん!

介護にできること。
看護師にできること。
医師にできること。

それぞれ違います。

私は医師のように診断はできません。
看護師のように医療処置もできません。

目の前の人を見て、
「この人は今、苦しんでいる、不安なんです」と伝えること。

そして、そばにいること。
(家族がそばに居るのが一番安心ですね)

それが今の私にできることですね。

今夜は、眠れるといいですね。

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