海外事業部 ベトナム/フエ事業所

2026年04月12日

「泣かない人が、泣いた朝」・・・INふえ

しんちゃお!

ある朝、出勤すると
NHAさんの目が、真っ赤でした。

「え...泣いているの?」「泣いてる?」
思わず何度も聞いてしまいました。

これまで何度も利用されている方。
今回も5ヶ月の利用中、
感情を表に出すことは一度もありませんでした。

失語症があり、笑顔もほとんどない。
それでも、首を振って反応してくれる方です。

そんなNHAさんが、泣いている。

夜勤スタッフからは
「昨日の夜も泣いていました」と。

「さみしいの?」と聞くと、
小さく頷きました。

でも、その後はもう反応はありませんでした。

長く利用している中で、
ふと寂しさが込み上げてきたのかもしれない。

スタッフみんなでそう話し、
看護師たちも
「もっと関わっていこう」と
自然に声が出ていました。

看護師達の言葉と行動にも、感動していました。

しばらく目は赤いままでしたが、

いつも通りの時間が流れていました。

そして午後。
息子さんが面会に来られました。
2026.04.12.jpg

(あまり多くはない面会...偶然なのかもしれません)

その時

NHAさんの口元が、
少し上がって見えたんです。

「...笑ってる!」

声には出しませんでしたが、
心の中でそう感じました。

嬉しかったんだと思います。
やっぱり、さみしかったんだと。

家族も、いつも以上に密に関わっていました。

2026.04.12.2.jpg

・・・もしかしたら、
私たちが寂しくさせてしまったのかもしれない。

そうも感じました。

NHAさんは、
利用者が増えると少し落ち着かなくなります。

関わる時間は自然と減り、
他の人の様子が気になり、
食べているものにも目がいく。

そして、少しずつ
食事量も減っています・・・

NHAさん。
また一緒に、少しずつ戻していきましょう。

食事も、気持ちも。

利用者が増えたことで、
変わったのはNHAさんだけではありません。

私たちの関わりも、確実に変わっている。

忙しさの中で、
気づかないうちに削られていくもの・・・

それは、
「その人を見る時間」と
「その人に向き合う余裕」。

数は増えても、
ケアの質まで減らしてはいけない。

あの涙は、
そのサインだったのかもしれません。

ちゃお

一覧ページへ

各種お問い合わせはこちら

お気軽にお問い合わせください!

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせ

TEL:+84-91-784-7410

  • みちのく荘サービス検索

このページの上へ