海外事業部 ベトナム/フエ事業所

2026年02月19日

テトという時間の中で育つ、ベトナムの介護

しんちゃお。

ベトナム旧正月「テト」は、家族にとって特別な時間です。
祝日が少ないベトナム、テトまで目一杯働き、この時期に故郷へ帰ったり、家族と過ごします。

そんなテトを、介護ホームで過ごす利用者さんたち。
悩みに悩み、家に帰らない選択をした家族。
テト期間は家政婦も休み、世話をする人がいないため利用された方。
それぞれの事情を抱えながら、テトを迎えています。

自宅から来られた利用者さんは、テト期間だと分かった瞬間、表情が変わりました。
涙を流し、家族が来ても目を閉じ、帰った後にそっと目を開ける。
開いていても、どこか険しい表情。
2026.02.18.jpg

スタッフには目を向けますが、やはり悲しさが滲みます。

長く利用されている方の家族は、
「テトに家に連れて帰れなくてごめんね・・・」
「家では、ここみたいなケアができないから...」
「スタッフが家に来てくれたらいいのに...」
そう言って、大粒の涙を流していました。
2026.02.18 ②.jpg

その様子を、静かに見つめる利用者さん。
家族の涙を、じっと見つめる利用者さん。
テトのホームには、さまざまな感情が行き交います。

その分、面会は本当に多い。日本では考えられないくらいの回数です。
一度に3人以上、次から次へと来られます。
利用者さんは休む暇もないほど。
嬉しい悲鳴、ですね。
2026.02.18 ①.jpg

そんな日を過ごしていると
遠方から来た家族が、久しぶりに親や祖母の姿を見て、
「自宅にいるより元気に見える!」
「ここに居ると安心だ」

「こんなケアしてるんだ、すごいね」
「こんなに軽く移乗できるんだ」
「優しく、ゆっくりケアしてるね」
「もっと早くホームを知りたかったね〜」

そんな声が、あちこちで聞こえました。ニヤッ
日本では当たり前のケアなんですが...

やっ〜ぱり、素直に嬉しいですね。

開設当初は、
面会の多さ、24時間付き添い文化、ケア中の動画撮影などなど。
正直、やりづらさもありました。

日本の当たり前のケアが合わない。
福祉用具がない、合わない、思うようなケアが出来ない。
「それじゃダメだ」と言われたことも何度もあります。

今は少し気持ちも違います。
「ベトナムの利用者の心地よさ」を考え、家族と一緒に利用者を支える。

その「ベトナム介護」の木が、
少しずつ育ってきたように感じる、この頃。

この木は、まだ若く、細〜い幹です。
ベトナムの強い日差しにさらされ、大雨に打たれ、
洪水で流されそうになったり、時には水が足りず、枯れそうになることもあります。

それでも、根は確かに土に伸びて、生きています
・・・頑張れ〜根っこ!
利用者の表情、家族の言葉・笑顔、スタッフの迷い、悩み、涙、笑・・・
その一つひとつが養分となり、木は少しずつ育っています。
2026.02.18③.jpg

いつかきっと、この木が
ベトナムの地に枝を広げ
この地に合った花が、きっと咲く
(どんな花が咲くのかな〜何色かな〜)

そんな事を、今年のテトに感じました

また貴重な時間でした。
2026.02.18 ④.jpg
ちゃお

一覧ページへ

各種お問い合わせはこちら

お気軽にお問い合わせください!

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせ

TEL:+84-91-784-7410

  • みちのく荘サービス検索

このページの上へ