2026年02月14日
介護は後から伝わる事もある・・・IN
しんちゃお
ベトナムは旧正月、もうすぐ大晦日
今年を振り返っていると、嬉しい知らせが来ました
先日、新しく利用を始められたご家族から
「この介護ホームは、あの人に紹介されたんです」と聞きました。
聞けば、11月から利用されているNHAさんのご家族。
私は「介護ホームを理解してくれている、あの息子さんだ」と思いましたが、
実はその方とは別のご兄弟でした。
NHAさんのご家族の中では、
・利用を勧める、介護を理解している弟さん
・「高いお金を取って何をするんだ、日本人だからってなんだ」と否定的だったお兄さん
意見が分かれていました。
そのお兄さんは面会に来るたび、
険しい表情で無言のまま部屋に入り、
無言でオムツを開けて褥瘡を確認し、
ベトナム語が話せない私に「状態を説明しろ」と毎回求めていました
(私は、かたことの単語と、ジェスチャー)
本人には
「家に帰るか?帰りたいか?どうだ?ん?」
と何度も問いかけ、
本人が首を横に振っても、同じ言葉を繰り返していました。
(帰りたい、と言わせたかったのでしょう)
そんな日々が続いた後、
NHAさんの褥瘡は治り、歩行もできるようになりました。
気づくと、そのお兄さんの面会は次第に減っていきました。
そして先日。
新しく利用されたご家族が誰かとテレビ電話をつないでいました
画面の向こうにいたのは、あの「否定的だったお兄さん」でした。
「ここなら安心してお母さんを預けていい」
「本当に良いケアをしてくれる介護ホームだ」
そう話してくれていました。
それを聞いた瞬間、胸がいっぱいになり、
声を出すことができませんでした。
「ほらやっぱりそう言ってるよ!聞いてるか?分かったか?」
そう言われましたが、
声を出すと震えてしまいそうで、
私はただ大きく頷くだけでした。
本当は、
大きな声で「ありがとう」と言いたかった。
でも、
介護を理解してもらえたこと
安心して任せてもらえたこと
その喜びは、言葉を超えていました。
介護は、すぐには伝わらないことが多い仕事です。
特にベトナムでは多いです。
様々な問題も出てきます。
でも、続けていれば、
ちゃんと"あとから"伝わることがある。
私自身も、心から安心しました。
ベトナムの年越しはもうすぐです。
次回は
介護ホームでの年末、年始の過ごし方をお伝えします。。
ちゃお
