2025年12月01日
介護ホーム(プレオープン)2周年!!! と色々
シンチャオ!
(今回は文字が多いので左づめでご覧ください)
12月1日は、介護ホーム開設2周年です。
オープンするまで・・・ん〜色々思い出されます・・・
利用者さんには、少しですがプレゼントさせて頂きました。
皆さん家族も居たので、喜んでいただきました。
ご利用ありがとうございます。

2回3回と利用している方もいらっしゃいます。
(ご本人はその都度、脳卒中で倒れているため、再会、利用を素直に喜べません)
◾️家族の思い〜「母を1人にしない」〜
3回目の利用者
ご家族は元々、長期利用を検討されていました。
ですが「残念だけど、早めの退居を決めた」
その発言の次の日「もっと早めの退居をしたかったけど、寒いから一週間後に帰るから」
(私はそれを聞き、あ!と心当たりがたくさんありました)
母親(利用者さん)の病気の背景には
「夫を亡くして1年で病気になった。寂しさがあったのかもしれない」
という、深い家族の後悔があり
「これからは絶対に1人にさせない、寂しくさせない」という強い願いがあったと今回初めて聞きました。
(そうだったんだ・・・1秒たりとも離れなかった事にはそんな理由があったんですね)
◾️3回の利用から見えたこと
1回目の利用、「日本式」に興味があり利用した。
・・・良さは正直感じなかった、病院のルールには窮屈も感じたし、何が良かったかはあまり感じなかった
2回目の利用、ICUでこれ以上回復できない、と言われ納得できず居場所を探して、選んだ場所
・・・最高だった、家族みんなが満足した。回復できない、と言われていても回復できたことは嬉しい
スタッフの対応、説明や相談、家族にも寄り添ってくれた。最高だったよ
3回目の利用、入院した時から、退院したら絶対に利用する事を決めていた。
・・・利用者が増えていたからかな?接する時間が少ないよ、言ってもすぐ対応してくれない、何も話を聞いてくれない
これじゃ、自宅にいるのと変わりがないよ。
期待していた分、残念だったよ

各利用中の姿です。
◾️家族とのコミュニケーションの難しさ
今回の利用中は、通訳と一緒にいる時間は殆どなく、今までしていたケアの説明や相談は極端に少なかったですね。
ご家族からは
「色々な話を聞きたい、相談したいの。今まで、それができていた事、それができる事が介護ホームの良さでもある」
確かにそうです、今回はその部分が十分に出来ていなかったことが、とても残念でした。
◾️それでも・・・
ご家族は「また連絡するよ。これからも連絡はさせてね。頼ることもあると思うから」と言ってくれました。
母親を大切に思うその気持ちが、その言葉に詰まっていました。
⭐︎
利用者のケアだけしていれば良い、ということではないです。
ケア以外の何気ない仕草、普段の態度も見られています。
「日本人があ〜したこ〜した」と言われます。
ベトナムでは「家族が寄り添う文化」がとても強いです。
だからこそ、家族の期待・満足は、私たちにとって大切な指針になります。
「家族の思いを支える」ことも大切にしていきたいですね。
「家族の不安を話させる場」「気持ちを整理できる場」になるべきです。
ご家族の声は、利用者さんのケアを良くするための一番のヒントだからです。
今回の気づき、を活かして
家族と手を取り合って支える介護、を目指していきます。
チャオ
