2025年11月03日
緊急入居!・・・フエ
シンチャオ
洪水が落ち着き、あちこち泥除去作業・・・などなど行っている最中
夕方、私に一本の電話が入りました。
介護科の師長です。
(わお、電話?私は会話が出来ないよ・・・メッセージにして欲しい)
メッセージで返しても、何度も電話がなります。
「今すぐ介護ホームへ来なさい。入居がある!」
のメッセージと、鬼電
着の身着のままで病院に向かいました。
病院の正門は、水圧で故障していました。
エレベーターは故障中・・・介護科は6F
介護ホームに着くと、後ろから抱きしめられました。
以前利用した事のある家族でした。
「YOKO!お願いだ!」
自宅でTHIさんを面倒を見ていたようですが、主介護者は事故の後遺症で思うように身体が動かない。
家の前は冠水して出入りができない。
手伝っていた妹の自宅も洪水で身動きが取れない。
THIさんをケアできない。との事で介護科の利用を決めたそうです。
(退居後も何度も連絡を取り合っていた家族でした。)
今から自宅に救急車が迎えに行く。との事で準備し待ちました。
・・・なかなか到着しません。
そこに、一台のトラックが到着しました。え?まさか?
なんと、トラックの荷台に利用者が乗っていました。
(雨が降っていたので、一緒に乗っていた男性が傘をさしていました)
迎えに行ったら救急車がパンクし、近所の男性が「どうした?俺が乗せて行こう!」と乗せてくれたそうです。
そして、その男性らと共に、担架で6Fまで運びます。
男性は「お前たちは何階なんだ?」・・・6Fです
「・・・6F?なんてこった・・・」
男性の歩きの速さが速い早い・・・
休憩しましょうよ・・・も通じないし
「頑張れ、頑張れ!」と掛け声をしながら上がりました。
病院に着いた時は、険しい表情をしていましたが、落ち着いたら表情も和らぎました。
家族は「明日からは誰も面会には来れない」
「母をよろしく・・・」
と、号泣し再び抱き付いてきました。
「毎日写真を送って教えて頂戴ね」
「お願いね・・・」
と家族は泣きながら帰って行きました。
そして、入居翌日、再びの豪雨・・・
冠水・・・
病院は、水がデマセン・・・手をアラエナイ、トイレがナガセナイ・・・
それでも、病院内は元気です。
生きるパワーが凄い
さ、がんばろ~~~~
ちゃお
