2025年07月05日
Hẹn gặp lại(また会いましょう!)
シンチャオ
とあるcafeの席に座り
隣からドリアンの匂いが漂い、鼻呼吸をやめコーヒーの味もしなくなったこの頃・・・
3ヶ月近く利用された方が、先日退居されました。
入居当時は、言葉も出ず、自ら動くことも出来ませんでした。
付き添い家族の母への強い想い、何より本人の強い意志で状態が良くなりました。
退居後は、アメリカの自宅へは戻らずフエの実家へ戻ります。
アメリカへは、来年に戻る予定だそうです。
それまでは、実家で親族の手伝いと、息子の介護で更なる回復を目指しているそうです。
(Lo lắng・・・心配)
最近、利用者が増えてから、職員が今までのように自分に接しないことを不満に思い
「もう、私のことは心配じゃ無いんだ!」「もう私には接してくれないんだ!」と毎日怒られました。
(3人同室で、面会やケア、全てが筒抜けのため、本人以外に接しているとよく怒られました)
ですが、退居の前日
「あなたたちは、私以外の患者にもしっかりと接している。平等にケアしている」
「それはプロだな、と感じるよ」「これからも、介護ホームの患者に良いケアをして頑張ってね」
たくさん怒られ、たくさん笑い合った日々、言葉が通じなくてイライラさせたこともありました。
最近は、日本語にも返事をしてくれるようになりました。
「何となく言ってることは分かるんだよ~」と(笑)
心は言語の壁を超える!言葉がなくても心が語る!
その事を実感しました。
契約時に家族によく聞かれることがあります
「日本人で、言葉が分からないけど大丈夫かな・・・」と
これからは
言葉じゃなくても、心で会話しますから!と
カッコよく伝えてみようかと思います笑
退居時は、しっかり化粧もしました。
退居までの間に、自宅に「平行棒」を作りたい。と希望され
高さ、太さ、などをアドバイス。
(平行棒ではなく、廊下に手すりの設置を進めましたが「自分の家じゃないから出来ないんだよ・・・」)
トイレやシャワー室には手すりを付けたそうです。
自宅に戻ってからも、運動しているようです。
(自宅に作った平行棒:自宅の寝室)
介護する息子さんの負担も心配です。
「心配だよね・・ありがとう。ただ今は自分がやるしかないんだよ。」
「困ったら電話するよ・・・アドバイス頂戴ね」と優しい眼差しで話していました。
現在の介護ホームは
特養とは違い、自宅に戻ることを目指しています。
今までの利用者も退居後に遊びに来たり、時々直接連絡がきます。
このような繋がりも、ベトナムならではです。
(自宅での良い笑顔です)
どこかで会えることを楽しみにしています。
遊びに行きます!
Hẹn gặp lại