未来プロジェクト

介護×ロボット ICTプロジェクト

2021年04月30日

"リラックス"していただく手段

 当方では、安眠プロジェクトの一環で居室利用者の危険行動や生体異常を通知する見守りシステム「A.I.Viewlife」の安静センサー追加版のデモ環境下でテストしております。

 前回も紹介しましたが、生体センサーについては異常通知のみでしたが、安静センサー追加により、ベッド上で利用者がリラックスされている(安静状態)事も遠隔確認できるようになります。医学的な睡眠ではありませんが、呼吸が安定し身体が落ち着いた「安静」状態を入室せずに確認、夜間等の訪室業務を効率化する事を計画しております。現在は、デモ環境下で"安静状態"を"安静解除(安静ではない)状態"の境界等を把握する検証を繰り返しております。一定期間のテストを経て、実施設での検証となる予定です。

 そして、自動体位交換マット「ここちあ利楽flow」も体位交換業務効率化(労力や業務時間の軽減)、いわゆる触れない事で利用者の筋緊張軽減、皮膚異常が見受けられなかった等の検証結果もあり、両機器での巡視業務効率化と体位交換業務効率化が大いに期待できます。

 リラックスの語源は、ラテン語の「再び緩める」から来ているそうです。本来の介護とはズレるかもしれませんが、(特に夜間では)数多く近づかない事や触れない事が利用者にリラックス、つまりは心身が緩んで安眠していいただける事が見えてきました。

 コロナ下の現状も合わせて、本検証は確実に進めていきたいと思います。

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